Higo   Pharmacy  Report

第5講 環境保全と中小企業の役割




 日本人の食事が昔に比べると洋風化し、肉類を多く摂取するようになり、
その肉を作るのに、多くの水と穀物が消費されるのに、驚きました。

 さらに、油脂や嗜好品をとる量が増え、食事の 内容も悪くなり、
朝食を取らない人も増えています。

人が生きていくのに、重要な食事がおろそかになって、食育基本法も作られたほどです。

 ラジオで聞いたのですが、山口市においても、農業や食事の大切さを子供さんに 、
知ってもらうために、野菜の絵本を作って親子で読み聞かせをすることで農業を
普及させようと市が中心になって努力している話を聞きました。

 また、米の完全自由化で、米の値段は下落し、補助金も打ち切られ、
農家は崩壊寸前ですが、山形県の完全無農薬で日本一のお米を作っている
遠藤吾一さんのように頑張っている人も多いです。

5kg 6000円 のお米ですが、いいものだと、きちんと生計がなりたち
息子さんが後継者として、育っています。

 色々な方向から日本の食と農業を見直さなければいけないと思いました。

 ところで、SMCマークを知っていらっしゃいますか?

 この10数年で魚介類などの海洋資源は過剰漁業によって枯渇しようとしています。

再生速度の範囲で漁獲・採取・利用が行われれば、心配ないのですが、このままでは、
近い将来、色々な魚介類が絶滅してしまう恐れがあります。

それで、危機感を募らせた環境NGO、WWF世界自然保護基金)が厳しい基準に
基づいて環境を大切にする団体に許可を与え、その商品につけられたのが、このマークです。

かにや魚などまだ小さいものは海に逃がして乱獲をさけ、みんなで絶滅しないように、
資源を守っていこうというものです。

SMCマークがついている食品は少し高いですが、消費者がお金を負担することによって、
生産者の生活を安定させ負担を減らし、環境保全に役立つということです。

かなり以前から、ドイツやスウェーデンなどのヨーロッパ諸国では、
環境に配慮された商品が、スーパーに積極的に販売されています。

日本においても、大手スーパー イオンがMSCマークの魚介類の販売に乗り出しました。

私たちも環境保全の一環としてこのような商品の購入に心がけなければいけません。

また、エコリーフという環境の国際規格に基づきCO₂など環境負荷を具体的データーで、
示す手段も広がっています。

生産から輸送までにどのくらいのCO₂が出ているか気づかなければいけません。

食品や食べ物を選ぶだけでCO₂を減らすことができるのです。 一概には言えませんが、
輸入や遠くから運んだものはCO₂が高いし、ハウス栽培や冷凍保存されたものも多く
CO₂を排出しています。

近い将来、食品の品質表示にカロリーや原産地と並んで当たり前のように、
表示されるようになるでしょう。

大きな問題になっている温暖化をくいとめるために、私たちも企業も少しでも
協力しなければいけません。


 自分たちの手で、地球環境を、守っていかないといけないと、切に思います。


九州娘                   



最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました 


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